2022年からの高校新学習指導要領案がまぁまぁ事案な件

サトゥー

こんにちは、理系東大生ブロガーのサトゥーです。

今日はちょっと真面目(?)な話をしようかな。

高校新学習指導要領案の話

先日、2022年から適用される(らしい)新学習指導要領案が出されて、世間がざわざわしておりました。

単位数について:

http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2016/0803_1.pdf

こちらに資料ありますね。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/__icsFiles/afieldfile/2017/09/28/1396716_1.pdf

f:id:bighope-lumiere0916:20180220094402p:plain

ニュースでは社会科関連でざわざわしていたような気がするのですが、

(参考:高校「学習指導要領」改訂案 科目を再編へ|日テレNEWS24

それ以上に数学がヤバイだろうということで、

数学の話をしましょう。

 

 

高校数学がヤバイ。

ベクトルが数Cに

数学で一番大きな変化はここだと思います。

ベクトルを文系が習わなくなるということです。

理系でも高3で習うという扱いでしょうか。

こちらのツイートにある通り、

大学で習う「線形代数」という分野を理解する上で非常に重要かつ基本的なアイデアを、

文系は習わなくなるということですね。

f:id:bighope-lumiere0916:20180306045515j:plain

世間がそこまで問題にしているわけではありませんが、(多分)

少なくとも理系界隈においては、

なかなか大きな話題になっているのではないかと感じています。

ベクトルの代わりに統計が

ベクトルを追い出した代わりに統計を数学Bに入れ込んだわけですね。

うーん、

実用性を優先しているという点ではなんだか理にかなっているような気もしなくもないような…

しないか。

確かに統計を習うというのは非常に重要なことだと思います。

TEDでも、数学ではもっと確率と統計をしっかりやるべきだみたいな意見がありましたし。

all of our students, every high school graduate should know — should be statistics: probability and statistics. (Applause)

すべての生徒や 高校を修了した人全てが知っているべきことはー 統計学です。 確率と統計学。 (拍手喝采)

膨大なデータが作成できるようになった現代こそ、データを正しく扱うための統計学や、その分野にかなり深く関わって来る確率は、確かに全員が学んでおくべき分野であると思います。

しかし、ベクトルをなくしてしまうのは元も子もないのではないでしょうか。

統計を理解する上ではベクトルは必要な概念では?

そもそも高校で習えるような「基礎的な統計」の分野は、ほとんど暗記せざるを得ない(覚える価値があるものであるということはもちろんわかっております)ものであるので、なんだか暗記を退けようとする全体の傾向からずれているようで違和感。

まぁ統計の分野って割と暗記ゲーな部分が多くて、そこを有機的に理解する上で、ベクトルの「内積」という概念は非常に重要になってくるわけですよ。

こちらの資料とかすごくわかりやすいと思うのでぜひ見て欲しいんですが。

多分、

統計、どうすればいいかなんとなくわかったけど、え、これなんなん?
みたいな人、今後どんどん増えてくると思います。

そういった人たちにすっきりと理解させてあげるためには、ベクトルを基本とする線型代数学の概念をある程度知っておいてもらうことは必要なのではないでしょうか。

サトゥー

もう文系大学生が線形代数やるのハードル高過ぎてしんどい気がする

物理とかできないでしょ。

そして、この統計云々の話以前に、ベクトルを文系がやらない/理系が高3で習うという変更によって大打撃を受けるのが物理ですね。

力学の初歩の初歩を理解できなくなってしまうと思うのですが。

そもそも「力」ってベクトル量ですし。

「速さ」と「速度」の違いとか、そういった基本的なことの理解をどうすればいいのでしょうか…

物理のためのベクトル

これ、高校物理を理解させる気ないでしょ。

もし受験で物理を使われるなら、物理を理解する上でベクトルという概念は非常に重要になってきますから、高1でベクトルをやっておくのが重要ではないかと。

まぁ多分進学校では数Cのベクトルを高1or高2でやるという対策とってなんとかすると思うんですが。

まとめ

数学の新課程施行後は、教師の教え方がますます大変なものになってくると思います。

 

現状として、ほとんどの大学はパターン暗記と少しの思考でなんとかなってしまうような高校数学の内容を、いかに面白く学んでもらえるかが課題になってきそう。

また、文系と理系の差がさらに開いてしまうような気もします。

理転がさらに大変になってしまうような気が。

これからの時代の流れに合わせようとしているような気もしますが、

果たして本当に合っているのかどうかは…?です。

サトゥー

文系の皆さん、悪いこと言わないからベクトルは自分でやっとけ。

というか、そんなに現実での活用を重視するならもう新しい科目作っちゃえよ。

今日もポチッとよろしくね。


東大生ブログランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)